1 Hotelは、いわゆる“ラグジュアリーホテル”ではあるんですが、その方向が少し独特で、華やかさや豪華さを前面に出すというより、「自然とどう一緒に過ごすか」を大切にしているホテルです。館内に入るとまず感じるのは、木や石、グリーンといった素材のやわらかさで、どこか空気が静かなんですよね。意図的にそういう空間がつくられていて、都会の中にいながら少し呼吸が整うような感覚があります。
コンセプトの中心にあるのはサステナビリティで、再生素材を使ったインテリアや、環境負荷を抑えた運営が随所に取り入れられています。ただ、それを前面に押し出して「環境に良いことをしているホテルです」と主張する感じではなくて、あくまで自然に馴染んでいるのが特徴です。そのさりげなさが、結果的に上質さにもつながっているように思います。
サービスも、いわゆる格式張った高級ホテルとは少し違っていて、過剰にかしこまらない距離感です。気を遣われすぎない分、自分のペースで過ごせる心地よさがあるんですよね。滞在そのものを楽しむというより、「整う時間を過ごす場所」という表現のほうがしっくりくるかもしれません。
全体として、刺激や非日常を求めるというよりも、日常の延長線上で少し質を上げたいとき、あるいは静かにリセットしたいときに選びたくなる、そんなタイプのホテルです。


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